NotebookLMの使い方を初心者向けに解説|PDF・YouTube・資料をAIで要約する方法
「PDF資料が長すぎて読むのが大変」「YouTube動画の内容を短時間で把握したい」「Web記事や仕事のメモを後からまとめて質問したい」――そんなときに便利なのが、GoogleのAIツールNotebookLMです。
NotebookLMは、自分で追加した資料(PDF・Web記事・YouTube・Googleドキュメントなど)を読み込ませて、その内容について要約や質問ができる「AIノート」のようなツールです。ChatGPTのように何でも雑談に答えるAIではなく、自分が用意した資料の中から答えてくれるのが大きな特徴です。
この記事では、初心者の方が今日からNotebookLMを使えるようになることを目的に、できること・基本の使い方・実際の活用例・ChatGPTとの違い・注意点までをまとめて解説します。
📅 最終更新:2026年5月10日(公開:2026年5月)
NotebookLMの基本の使い方から、PDF・YouTube・Web記事の読み込み、要約・質問・学習メモまでを、初心者向けにまとめました。
この記事でわかること
- NotebookLMで何ができるか分かる
- PDF・YouTube・Web記事の読み込み方が分かる
- 要約・質問・学習メモ・記事構成への使い方が分かる
- ChatGPTとの違いと使い分けが分かる
- 個人情報や著作権面で気をつけるポイントが分かる
NotebookLMとは?
NotebookLMは、Googleが提供している調査・学習向けのAIツールです。ChatGPTのようにモデルが学習した知識から雑談的に答えるのではなく、ユーザーが追加した資料(ソース)をもとにAIが回答してくれるのが大きな違いです。
使えるソースは、PDF・Googleドキュメント・Googleスライド・スプレッドシート・Word・PowerPoint・テキスト・Markdown・CSV・画像・Web URL・公開YouTube URL・音声ファイル・ePubなど幅広く、テーマごとに「ノートブック」を作って資料をまとめて扱います。
注意したいのは、NotebookLMは「ソースをもとに回答するAI」であって、常に100%正しい回答を保証するものではないという点です。要約や引用がずれることもあるため、重要な判断のときは必ず元資料を確認するのが基本です。
NotebookLMでできること
機能名で並べるよりも、「何に使えるか」で見るとイメージしやすくなります。代表的な使い道は次の5つです。
PDFや資料を要約する
会社のレポート、論文、白書、製品マニュアル、セミナー資料などをアップロードして、「この資料の要点を3つにまとめて」と聞くだけで、長い資料の要点を短時間で把握できます。「初心者向けに言い換えて」「結論と根拠を分けて」のように追加で頼むことで、自分の理解レベルに合わせた要約に調整できるのも便利な点です。
YouTube動画の内容を要約する
NotebookLMでは、公開されているYouTube動画のURLをソースとして追加できます。ただし対象は「字幕・文字起こしがある動画」で、取り込まれるのは動画そのものではなくテキストのトランスクリプトです。字幕がない動画や、公開直後で字幕の自動生成が間に合っていない動画は失敗することがあります。
「この動画で言っていることを、5分で読めるメモにして」とお願いすれば、長い解説動画やセミナー動画を効率よく把握できます。
資料について質問する
要約だけでなく、内容について自由に質問できます。たとえば次のような使い方ができます。
- この資料で一番重要な主張は?
- 初心者が誤解しやすいポイントは?
- 反対意見やリスクも整理して
- この内容をブログ記事の見出しに変換して
学習ノートを作る
資格試験の教材、専門書、英語のテキスト、セミナー資料などを読み込ませて、用語集や復習メモ、確認テストを作ってもらうこともできます。NotebookLMはフラッシュカードやクイズなどの学習向け機能も継続的に強化されており、進捗を保存して復習に使うことも可能です(最新の対応状況は公式ヘルプで確認してください)。
ブログやYouTube台本の下調べに使う
「AIの歩き方」として一番おすすめしたいのがこの使い方です。記事を書く前に、関連する公式ページや参考資料をまとめてNotebookLMに入れておくと、記事の構成案・FAQ・注意点を一気に整理できます。記事を丸ごと書かせるのではなく、「下ごしらえ」を任せるイメージで使うと、書き手の時間が大きく節約できます。
NotebookLMに追加できる資料
| 種類 | 使い道の例 |
|---|---|
| 資料・論文・マニュアルの要約 | |
| Googleドキュメント | 原稿やメモの整理 |
| Googleスライド | プレゼン資料の要約 |
| Googleスプレッドシート / CSV | 表データや一覧の確認 |
| Web URL | 記事や公式ページの整理 |
| YouTube URL | 公開動画(字幕付き)の要約 |
| Word / PowerPoint | 仕事資料の読み込み |
| 音声ファイル | 会議音声や講義の文字起こし活用 |
| ePub / Markdown / txt | 電子書籍・長文資料の読み込み |
1ノートブックあたりのソース数や1ソースあたりの単語数・ファイルサイズには上限があります。仕様は変わる可能性があるため、最新の上限は必ず公式ヘルプで確認してください(執筆時点:2026年5月)。
NotebookLMの基本的な使い方
1. GoogleアカウントでNotebookLMを開く
NotebookLMはGoogleアカウントでログインして使います。初めて使う場合は、新しいノートブックを作るところから始めます。
2. 新しいノートブックを作る
NotebookLMでは、テーマごとに「ノートブック」を作ります。たとえば「AIツール調査」「資格勉強」「ブログ記事作成」など、目的ごとに分けて作っておくと、ソースが混ざらず使いやすくなります。
3. 資料を追加する(PDF・URL・YouTubeなど)
「ソースを追加」からPDFをアップロードしたり、Web URLやYouTube URLを貼り付けたりします。Googleドライブのファイルは取り込み時点のコピーが使われるため、元のGoogleドキュメントを更新しても自動でNotebookLMに反映されるとは限りません。内容を更新したら、再同期や再アップロードを忘れずに行いましょう。
4. 要約してもらう
追加したソースを選んで、チャットで要約を依頼します。プロンプト例は次の通りです。
- この資料の要点を初心者向けに3つにまとめてください。
- このPDFの結論・理由・注意点を分けて整理してください。
- このYouTube動画の内容を、5分で読めるメモにしてください。
- 専門用語を使わずに、中学生にも分かる言葉で説明してください。
- この記事の主張と、その根拠になっているデータを表にしてください。
5. 質問して深掘りする
そのまま追加で質問して掘り下げられます。
- この資料で一番重要な主張は何ですか?
- 初心者が誤解しやすいポイントを教えてください。
- この内容をブログ記事にするなら、どんな見出し構成がよいですか?
複数のソースを入れている場合は、「○○というPDFをもとに答えて」のようにソース名を指定すると精度が上がりやすくなります。
6. メモ・構成案・FAQに変換する
- この資料をもとに、ブログ記事のH2見出し案を作ってください。
- 読者が疑問に思いそうなFAQを10個作ってください。
- この内容をYouTube台本の構成にしてください。
実際の使い方例
実例1:PDFを要約する
たとえばAI関連の白書、決算資料、社内マニュアル、セミナー資料などをPDFで追加し、次のように頼みます。
- 「要点を3つにまとめて」
- 「初心者向けに言い換えて」
- 「読むときの注意点も出して」
これだけで、長いPDFでも内容のあたりがつきます。出力はあくまで下書きとして扱い、重要な部分は元資料を見直すと安全です。
実例2:YouTube動画を要約する
長い解説動画や講義動画、ニュース解説などのURLを追加し、「この動画の内容を5分で読めるメモにして」と頼みます。気になった部分は「○分あたりで話していた△△について詳しく」のように追加質問できます。
ただし、字幕がない動画・公開されていない動画・公開直後で字幕の自動生成が間に合っていない動画は取り込めない場合があります。動画ならではの図表や画面操作のニュアンスまでは読み取れないことも踏まえて使いましょう。
実例3:ブログ記事の下調べに使う
「AIの歩き方」として特におすすめなのがこの使い方です。流れはシンプルで、
- テーマに関連する公式ページや参考記事をソースとして追加する
- 「重要なポイントを5つにまとめて」と要約してもらう
- 「読者が抱きそうな疑問をFAQ形式で10個」と質問する
- 「この内容をブログ記事のH2/H3構成案にして」と変換させる
- そこから自分の体験・解釈を加えて本文を書く
NotebookLMはブログ記事を丸投げで作るツールというより、資料を整理して、記事の材料を作るツールとして使うと強いです。
NotebookLMとChatGPTの違い
| 項目 | NotebookLM | ChatGPT |
|---|---|---|
| 得意なこと | 追加した資料をもとに要約・質問 | 幅広い相談、文章作成、アイデア出し |
| 情報の軸 | 自分が入れたソース中心 | モデルの知識・Web検索・会話内容など |
| 向いている用途 | 資料読解・学習・リサーチ | 文章作成・相談・作業補助 |
| 初心者向けの使い方 | PDFやURLを入れて質問 | そのまま質問・依頼する |
結論としては、「資料を読ませたいならNotebookLM」「文章を書いたり相談したいならChatGPT」。両方を使い分けると、リサーチから執筆までがかなりスムーズになります。
リサーチ・調査用途で他のAIと使い分けたい方は、検索AI・リサーチAIおすすめ比較|目的別の使い分けガイドもあわせて参考になります。
NotebookLMが向いている人・向いていない人
向いている人
- 長い資料を読むことが多い人
- YouTubeやPDFで勉強する人
- ブログやレポートの下調べをする人
- 公式情報をもとに記事を書きたい人
- 複数の資料をまとめて比較したい人
向いていない人
- 雑談やアイデア出しだけしたい人
- 画像生成や動画生成をしたい人
- 資料を用意せずに何でも聞きたい人
- 100%正確な法務・医療・投資判断を任せたい人
NotebookLMを使うときの注意点
重要な情報は必ず元資料も確認する
NotebookLMは便利ですが、要約のミスや文脈の取り違えが起きることもあります。仕事・法律・医療・投資など、判断の影響が大きい場面では、必ず元資料を確認するクセをつけましょう。
個人情報や機密情報を安易に入れない
顧客情報、社内資料、未公開の契約書、個人の健康情報、パスワードや認証情報などは、安易にアップロードしないようにします。会社や学校で使うときは、所属組織のAI利用ルールに従って判断してください。
なお、Google公式ページでは、NotebookLMにアップロードしたソースは共有しない限り非公開で、アップロードしたデータはモデルの学習には使われないと説明されています。ただし、会社・学校・顧客情報を含む資料を扱う場合は、所属組織のルールを必ず確認しましょう。
著作権に注意する
- 自分が利用権限を持たない資料をむやみにアップロードしない
- NotebookLMの出力をそのまま記事として公開しない
- 他者の文章を使うときは、引用ルール・出典を確認する
- 公式情報と自分の解釈はしっかり分けて書く
公式ヘルプでも、権利を持たない文書のアップロードは避けるよう注意が書かれています。
YouTube要約は万能ではない
- 字幕・文字起こしがない動画は取り込めないことがある
- 取り込まれるのは動画ではなくテキストのトランスクリプト
- 図表や画面操作の意味までは読み取れない場合がある
- 公開直後の動画は字幕生成が間に合わずエラーになることがある
NotebookLMの便利な使い方アイデア10選
- 長いPDF資料を3分で要約する
- YouTube動画を「読めるメモ」に変える
- 仕事のマニュアルを質問できる状態にする
- 資格試験の教材から確認テストを作る
- ブログ記事の下調べと構成作成に使う
- 複数の公式ページを比較して違いを整理する
- セミナー資料からFAQを生成する
- 会議メモを論点ごとに整理する
- 専門用語の用語集を作る
- 難しい資料を「中学生にも分かる言葉」に言い換えてもらう
よくある質問(FAQ)
Q. NotebookLMは無料で使えますか?
A. 無料で使える範囲があります。ただし利用上限や有料プランの内容は変わる可能性があるため、最新情報は公式ページで確認してください。
要約や質問の精度をさらに上げたい方は、プロンプトエンジニアリング入門【2026年版】で指示文の書き方を整えると、NotebookLMからの回答が一段と使いやすくなります。
Q. NotebookLMは日本語でも使えますか?
A. 日本語の資料の読み込みや、日本語での質問・要約に対応しています。音声ファイルのインポート対応言語にも日本語が含まれています。
Q. YouTube動画は何でも要約できますか?
A. すべての動画が対象ではありません。公開動画かつ字幕・文字起こしがあるものが対象で、公開直後の動画や字幕がない動画は取り込めない場合があります。
Q. ChatGPTとNotebookLMはどちらを使えばいいですか?
A. 資料を読ませて要約・質問したいならNotebookLM、文章作成や幅広い相談ならChatGPTが使いやすいです。役割が違うため、併用がおすすめです。
Q. 仕事の資料を入れても大丈夫ですか?
A. 社内ルールや機密情報の取り扱いを必ず確認してください。顧客情報や未公開の情報を、組織の許可なくアップロードするのは避けましょう。
Q. NotebookLMだけでブログ記事を書けますか?
A. 下調べや構成作りには非常に便利ですが、事実確認・体験談・読者向けの表現調整は人間が行うのがおすすめです。「整理役」として使うことで、品質を保ったまま執筆スピードを上げられます。
他のAIアシスタントも使ってみる
さらに学ぶ
まとめ:NotebookLMは「資料を読んでくれるAIノート」
NotebookLMは、PDF・YouTube・Web記事・Googleドキュメントなどを読み込ませて、要約や質問ができるGoogleのAIツールです。ChatGPTのように何でも相談するAIというより、「自分の資料を読んでくれるAIノート」と考えると、使い方のイメージがつかみやすくなります。
長い資料を読む時間を減らしたい人、学習メモを作りたい人、ブログや仕事の下調べを効率化したい人は、まず1つノートブックを作って、手元のPDFや気になるYouTube動画を入れてみるところから試してみてください。
ルミィのひとこと:NotebookLMは「答えを作るAI」というより、「資料を一緒に読んでくれるAI」。下ごしらえを任せて、仕上げは自分でやる、くらいの距離感が一番ちょうどいいです。
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※本記事の内容は2026年5月時点の情報をもとに執筆しています。料金・対応ファイル形式・上限などは変更される可能性があるため、最新情報は必ずNotebookLMの公式ヘルプをご確認ください。

