【Blender】2023年最新!Blenderを使うのに必要なグラボは?おすすめはRTX4070以上を推奨!


今回はBlenderを使うためのグラフィックボードについてみていきます。
Blender始めたいと思ったけど、PCのスペックはどのくらいあればいいんだっと思った事ありませんか?実際Blenderで3Dモデリングをする場合、普段使っているPCよりも高いパフォーマンスを求められます。
特に中核になるのはグラフィックボード(GPU)です。
グラボは値段が張る上に、3Dモデリングの性能に直結するため、3Dモデリングをしていく上では妥協は許されません。
この記事では、グラフィックボードについて説明したうえで、その役割や、おススメのグラボについて言及していきます。
是非最後まで見ていってくださいね。
パソコンの構成とGPUの位置づけ
パソコンの基本構成

まずは、パソコンの構成についてみていきます。自作パソコンを作る際には次のようなパーツを組み合わせて作ります。
- CPU
- メモリ
- マザーボード
- GPU
- ストレージ
- 電源
- ケース

聞いたことあるものもおおいんだにゃ。それぞれのパーツの役割はどんな感じなんだにゃ?

なかなかわからないこともおおいと思うので、簡単に説明を入れておきますね。
パソコンの頭脳で、演算処理を行う。基本的なスペックはCPUに依存することが多い。インテル製のCore iシリーズが有名だが、AMDのRyzenシリーズも人気。
作業スペースと表現され、容量が小さいと全体のボトルネックになる場合はある。大体8GB以上(3Dなら16GBは欲しい)となっていて、DDR4やDDR5などの種類がある。
CPUやメモリなど他のパーツを乗せて、つなぐためのボード。大きさやWiFi対応、電力などで価格がかなり変わるもののわかりずらいのが難点。CPUの世代によっても異なる。
今回のメインテーマでグラフィックボードとも呼ばれる。映像関連を扱うための中心であり、近年ではGPUの性能を別のことに生かされるようになっており、重要性が増している。PCパーツの中でも最も効果であり、高い物だと数十万円のものもある。
SSDやハードディスクなどの記憶媒体のこと。以前は安価なHDDと高価で高速なSSDとされていたが、SSDの値段が近年下がっており、これからはSSD一択。M.2という種類のSSDがおすすめ。
すべてのパーツに電力を送るためのパーツ。こだわるポイントは少なく、650から750Wのものが使われることが多い。
デザイン性を求めるならばこだわりたい。グラフィックボードなど一部のパーツの大きさでサイズを決める必要があるため、きちんとサイズを考えておきたいところ。

これ以外にも、CPUファンや光学ドライブなどもありますが、今回は割愛しておきます。とりあえず、こんなパーツを使ってPCは組まれているということだけかんがえておいて
GPUの位置づけ
では、Blenderを使って3Dモデリングやアニメーションを作成する際、グラフィックカード(GPU)の役割どのようなものなのでしょうか?
通常の使用(ネットサーフィンや、Excelなど)を想定する場合、GPUの機能ではなく、CPUの機能を重視すべきです。
しかし、3Dモデリングを行う場合は、考えを変えてGPUに焦点を持ってきます。
GPUは、複雑な数学的計算を高速に処理する能力があり、これが3Dモデリングやレンダリングのパフォーマンスを大幅に向上させます。

CPUだけではできないのかにゃ?

CPUでできないわけではありませんが、GPUの方が高速なんです。特にCyclesレンダラーを使う場合は、GPUでないとまともに動かせません。
Blenderのレンダリングは複数ありますが、よりきれいに作成する場合、「Cycles」レンダラーが使われます。
「Cycles」は、物理的に正確な光の挙動をシミュレートするために、大量の計算を必要としていて、これらの計算は、GPUによって非常に高速に処理されます。
また、BlenderはCUDA、OptiX、およびOpenCLのようなテクノロジーを使用して、特定のグラフィックカードでレンダリング速度を大幅に向上させることができますが、これらのテクノロジーは、GPUの並列処理能力を活用し、数千もの小さな計算タスクを同時に処理します。
結果として、レンダリング時間が大幅に短縮され、作業の効率が向上します。
さらに、GPUのメモリ(VRAM)は、大きなシーンや複雑なテクスチャを扱う場合に重要な役割を果たします。高性能のグラフィックカードは通常、より多くのVRAMを搭載しており、これにより、より大規模で詳細な作品の制作が可能になります。

なるほどにゃ。GPUの高速な計算が3Dをうまく扱うために必要なんだにゃ。

GPUだけ高ければいいというわけではない点には注意したいですね。いくらGPUが高くともCPUやメモリがスペック不足でボトルネックになることはあります。
それ相応のパーツは選んでおきたいところですね。
おすすめのグラフィックボード

結論からいうと、NVIDAのRTX4070以上は欲しいと感じます。
私はRTX4070Tiを使っていますが、たまにもう少し上が欲しいと感じますが、現時点使うには十分だと感じています。
NVDIAのRTXシリーズは現在40シリーズまであります(2023年6月時点)
この中で筆者が使用しているのは、Palit製のRTX4070Tiです。

ちなみにこれでも10万円以上するんだにゃ。パソコン全体で考えると20万円は下らないと思った方がいいにゃ。
ちなみに、このGPUであれば、画像と動画のレンダリングは比較的高速に行えます。
Cycles画像1枚 → 数十秒~数分程度
Cycles動画(120フレーム) → 1~数時間

以前使っていたPCだと画像1枚で数時間かかっていました。それを考えると数十秒で画像1枚作れるのは早く感じますね。

それでも120フレーム(約4秒)で1時間以上ははかかりすぎる感じするにゃ。でもそんなもんなのかにゃ?

寝ている間にレンダリングが終ることを考えると放置できるのでありなくらいかと考えてます。コスパを考えると4070でも近い数値はでると思うので、ギリギリありかと思っています。
RTX 4070以上を推奨する理由

3D動画を数時間で終わらせるためには、RTX4070が最低水準だと思います。また、コストパフォーマンスを考えても4070ならば10万円以下なので、現状おススメですね。

一応RTX4070以上をおススメする理由は次のようにまとめてみたんだにゃ。
- 高速なレンダリングパフォーマンス:NVIDIA GeForce RTX 40シリーズは、Blenderでのレンダリングにおいて最速のGPUであり、その中でもRTX 4070 Ti 12GBは、前世代のRTX 30シリーズのGPUを上回る速度を持っています。
- コストパフォーマンス:RTX 4070 Ti 12GBは、RTX 3080 10GBよりも約14%高価ですが、それに対して40%高速なレンダリングパフォーマンスを提供します。さらに2GBのVRAMも追加されています。そのため、費用対効果を考えると、RTX 4070 TiはRTX 4090や4080と比べても、コスト増に対して十分なパフォーマンスを提供しています。4070は9万円を切っています。
- VRAMの容量:RTX 4070 Tiは、前世代のRTX 3080に比べて2GB多い12GBのVRAMを搭載しています。Blenderを使用して大規模で詳細なシーンをレンダリングする場合、GPUのVRAMが容易に制約となることがあるため、より多くのVRAMを持つことは大きなメリットとなります。
実際にどれを選べばいい?
10万円以下で!とにかく安くしたい。

少しでも安く、高性能を求める場合は、「Palit(パリット) GeForce RTX4070」をおすすめだにゃ。なんと破格の9万円切り!入門編としてはおすすめだにゃ。
コスパ重視!金額とパフォーマンスを求めたい人向け

私と同じRTX4070Tiがおすすめです。現在最安値は「GIGABYTE NVIDIA GeForce RTX4070Ti搭載」で12万円台で買う事ができますね。
とにかくハイスペック!レンダリングを最速で行いたい

ハイスペックを求める人には、RTX4080とRTX4090をおすすめだにゃ。値段は徐々に下がってきているけど、気合を入れて買って欲しいんだにゃ。