汎用的に利用可能なAIの紹介

ここでは、AIの中でも汎用的に利用できるAIを紹介しています。
汎用AIの定義は人それぞれだと思いますが、ここでは、ChatGPTを始めとするテキストベースで様々な事柄に対して、答える事ができるAIとさせていただきます。
これらは、初心者から中級者でもビジネスや日常生活で活用しやすい代表的なAIサービスで、さながら執事のような、パートナーのような存在です。
とりあえず、この中から1つ選んでおいて、何かあった場合は、ここに聞いてみるといった具合です。
そして、より専門的なAIに聞いてみるといった具合に私は良く使用しています。
無料版もあるため、比較的入りやすく、有料にすることでより演算能力の高いモデルを使用することができます。
試しに使いながら、色々と触れてAIの世界に触れてみてください。
ChatGPT(チャットGPT)

概要
ChatGPTは言わずと知れた生成AIブームの火付け役。アメリカのOpenAIが制作。
ユーザーの入力した質問や指示に対して、人間のように自然な対話形式で回答するAIチャットサービスで、高度な言語モデルGPTを基盤としており、文章の生成や質問応答など幅広い対話が可能です。
- ビジネスメールの作成
- 企画書の提案、立案
- 文章の要約
- プログラミングコードの自動生成
- 日常生活でも調べものの相談
- 語学練習
- アイデア出し
などなど
それまでのAIチャットボットと比べて創造的な文章生成や多目的な対話に優れていて、広範な知識に基づく高精度な回答が魅力。
料金プラン

ChatGPTは無料プランがあり、登録さえすれば無料でも自由に利用できます。
有料プランとしては、月20ドルで利用可能なPlusプランと月200ドルのProプランがあります。
無料プランと有料プランの違いは、より高度なモデルへのアクセス制限がかかりづらくなる事と、関連サービス(動画生成など)の利用もできるかどうかです。
無料版 | Plusプラン | Proプラン |
・GPT‑4o mini へのアクセス ・検索によるウェブからのリアルタイムデータ ・GPT‑4o と o3‑mini への制限ありアクセス ・ファイルアップロード、データ分析、画像生成、音声モードへの制限ありアクセス ・カスタム GPT の利用 | ・無料版のすべて ・メッセージング、ファイルアップロード、データ分析、画像生成の制限を拡大 ・ビデオおよび画面共有が可能な標準および高度な音声モード ・ディープリサーチと複数の推論モデル(o3-mini、o3-mini-high、o1)へのアクセス ・GPT-4.5のリサーチプレビューへのアクセス。 ・macOS用ChatGPTデスクトップアプリでのコード編集 プロジェクト、タスク、カスタムGPTの作成と使用 ・Soraビデオ生成への限定アクセス ・新機能をテストする機会 | ・Plusのすべて ・すべての推論モデルとGPT-4oへの無制限アクセス ・アドバンス音声への無制限アクセス。 ・o1 proモードへのアクセス。最も難しい問題に対する最良の解答のために、より多くの計算を使用します。 ・ディープリサーチへの拡張アクセス ・Soraビデオ生成への拡張アクセス ・Operatorのリサーチプレビューへのアクセス(米国のみ) |
私は2025年3月時点では、Plusプランを使っていますね。(参考ですが・・・)
そのほか、チームで利用できるプランや企業向けプランなどもあります。
利用可能モデル
利用可能なモデルは徐々に更新されて、現在の主流はGPT4です。
より論理的な推論を可能にするo3モデルがでてきて用途によって利用可能です。
GPT4にはよりレスポンスがいいGPT4oがあったり、o3にはmini版やPro版などそのランクによって色々と細かく分かれています。
さらに、GPT4.5が出てきたり、5を作成中など今後もモデルはどんどん進化していく兆しがありますね。
利用可能なプラットフォーム
基本的に、ChatGPTはWebブラウザからログインして利用します。
Googleアカウントなどを利用してアカウントログインができる仕様です。
また、スマートフォン向けのアプリ版もあります。
Web版とアプリ版は連携しているので、同じアカウントにアクセスしています。
家ではWeb版を利用し、外出先ではスマホからアプリ版を利用できます。
関連サービス
OpenAIはChatGPT以外にも画像生成のDALL·E3や動画生成のSolaなどもサービスも展開しています。
ChatGPTに対し、画像生成を依頼するとDALL·E3を使った画像を生成してくれるので便利です。
Solaについては、別にあるSola専用サイトにいくことが必要ですが、そこでChatGPTの有料プランに加入していれば動画も生成できます。
これらの連携が強いのも魅力だと思っています。
Claude(クロード)

概要
Claude(クロード)は、アメリカのAIスタートアップ企業「Anthropic」が開発した最先端の生成AIモデルです。ChatGPTよりも性能がいいと評判が合ったりなかったりとして、ChatGPTのライバル的な立ち位置です。
性能がいいとされているのが、特に日本語がより自然であるという点です。
実際に使ったところ、確かにChatGPTとは別の感じにフランクというか日本人ネイティブ感はあります。ただ、砕けすぎる点もあり、使い方は人それぞれかなと。
- ビジネス文書のドラフト作成
- 長文テキストの要約
- 契約書やレポートなど専門文書の下書き
- コードの生成と修正
- 質問応答
- アイデア出し
などなど
基本的にChatGPTと同じように色々な用途で利用可能です。
特にClaudeは一度に非常に長い文章を読み込んで分析・要約するのが得意とされていて、長大な報告書や小説原稿の要点抽出などに向いているそうです。
料金プラン
Claudeには無料プランがあり、登録さえすれば無料でも自由に利用できます。
有料プランとしては、月20ドルで利用可能なProプランがあります。
その他チームでの利用や企業用のプランがありますね。
無料プランと有料プランの違いは、より高度なモデルへのアクセス制限がかかりづらくなる点にあります。
無料版 | Proプラン |
・Claude 3.5 Sonnet ・約5時間程度ごとに10回くらいの利用制限 | ・Claude 3.7 Sonnet ・Claude 3 Opus ・Claude 3.5 Haiku ・無料版より約5倍利用が可能 ・優先帯域が確保され使いやすく ・新機能へのアクセスが早い |
利用可能モデル
Claudeでは、3つのモデル(Haiku、Sonnet、Opus)があります。
この中で、最も回答が早いのはHaikuですが、複雑な回答には向きません。
複雑な問いに対応するのはOpusですが、回答には時間がかかります。
そして、HaikuとOpusの中間に位置するのがSonnetで、特段気にしなければSonnetを使うのがいいと思います。
Sonnetが3.5から3.7に移行したことから、今後もバージョンは上がっていくと思います。

利用可能なプラットフォーム
基本的に、ClaudeはWebブラウザ以外にも、ダウンロードして利用可能なデスクトップ版と、スマホから利用可能なアプリ版がある。
用途に応じて使い分けるのがいいと思いますがインターネットにつながっているPCであればブラウザ版が使いやすそうです。
Anthropicの公式サイトでアカウント登録するか、Googleアカウントなどからもログインして使う事ができるようになります。
Gemini(ジェミニ、ジェミナイ)
概要
GeminiはGoogleが開発した対話型AIチャットボットです。ChatGPTと同様に高度な自然言語処理モデルを使い、人間と自然に会話できるAIです。
ChatGPT、Claudeに続く第3の選択肢的に選ぶような感じで、現時点は可もなく不可もなくといったところでしょうか。
ただし、Googleという大型プラットフォーム内で利用できる点や有料プランはGoogle Oneと紐づいているため、有料プランに登録すると2テラバイト以上のストレージが利用できる等の連携が強い点が特徴です。
- 情報収集
- レポートの下書き
- コードの生成・修正
- マーケティング文書の作成
- 文章の翻訳や要約
- アイデア出し
などなど
利用用途は、ChatGPTやClaudeと同じです。
料金プラン

Geminiには無料版と有料プランのAdvanced版があります。
Geminiは無料版でも最新モデルが使えますが、より最先端なモデルや長文などについては、Advanced版のみに与えられています。
無料版 | Proプラン |
・2.0 Flash モデルと 2.0 Flash Thinking Experimental モデルへのアクセス ・文章やリストの作成、計画の立案、新しい知識の習得、画像の生成をサポート ・複数の Google アプリ(Google マップ、Google フライトなど)と連携し、チャット内で直接タスクを完了 ・Gemini Live で、外出先でも Gemini と自然に音声で会話 | ・最先端の試験運用版モデル「2.0 Pro」 を含む、Google の 最も高性能なモデルへのアクセス ・Deep Research で、瞬時に包括的なレポートを作成し、時間を節約 ・最大 1,500 ページまでの本や長いレポートなどをアップロードして内容を把握・分析 ・Gem で、あらゆるトピックにも対応するカスタム AI エキスパートを作成・利用 ・コード リポジトリをアップロードして、より賢く効率的にコーディング ・Google One の 2TB ストレージ以上を利用可能 ・Gemini in Gmail、Gemini in Google ドキュメントなどで、使い慣れた Google アプリとシームレスに連携(一部の言語にのみ対応) |
ちなみに、料金については、2,900円~2万1,800円(Googleストレージ2TB~30TB)とGoogleOneのストレージ容量によって変わっていますが、すべてでGemini Advancedの利用が可能です。
利用可能モデル
Geminiには複数のモデルがあります。
Flash、Flash Thinking Experimental、Flash Thinking Experimental with apps、Pro Experimental、Pro with Deep Researchです。
Googleのサービスを推論に使うなど面白い機能がありますね。
無料版 | Advanced | 性能 | |
2.0Flash | 利用可能 | 利用可能 | 日常的なタスクのサポートに加え、さまざまな機能を搭載 |
2.0Flash Thinking Experimental | 利用可能 | 利用可能 | 多段階の推論に適しています |
2.0Flash Thinking Experimental with apps | 利用可能 | 利用可能 | YouTubeやGoogleマップ、Google検索における推論を使用しています |
2.0Pro Experimental | × | 利用可能 | 複雑な託すに最適 |
1.5Pro with Deep Research | × | 利用可能 | 深くしっかり調べたいときに |
利用可能なプラットフォーム
GeminiはWebブラウザ版とスマホアプリ版があります。
基本的にブラウザを利用し、外ではアプリ版を使用するのがいいでしょう。
アプリ版については、音声認識などもできるようになったため、利用の幅は広がっていますね。